海外で人気の和食についての歴史やマナーが学べる検定!和食検定について知ろう。

公的資格

ラグビーワールドカップや、2020年の東京オリンピックなど世界の人が日本に訪れる機会があります。

和食、武道、伝統文化、日本製品、アニメなどの日本文化は海外でも非常に人気があります。

中でも「和食」はユネスコ無形文化遺産に登録され、「和食」を目的に日本に訪れる外国人観光客も大勢います。

「和食検定」は海外でも高い人気のある日本の食文化を学びたい方や、和食を提供する業界にお勤めの方におすすめの検定です。

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和食検定とは?

「和食検定」は一般財団法人日本ホテル教育センターが主催で実施されている公的資格です。

文部科学省や国土交通省観光庁などから後援されています。

レストランや旅館などの和のサービスを提供する仕事に就いている人にも人気の検定で、おもてなしの現場などで活かされています。

観光業界やサービス業界に就職を目指している方や留学生の方など、さまざまな人に人気の検定です。

和食検定の検定級と試験概要

和食検定には初級レベル・基本レベル・実務レベルの3種類の検定級があります。

初級レベルは1級から3級、基本レベルは1級・2級、実務レベルも1級・2級と正答率で級が決まります。

和食検定の試験概要を下記表にまとめました。

検定レベル試験時間問題数認定基準
初級レベル60分100問3級:正答率60%以上75%未満
2級:正答率75%以上90%未満
1級:正答率90%以上
基本レベル90分料理:80問
接遇:80問
和食基本英語:40問
2級:正答率65%以上(各項目60%以上)
1級:正答率85%以上(各項目80%以上)
実務レベル90分振舞:80問
伝心:80問
和食応用英語:40問
2級:正答率65%以上(各項目60%以上)
1級:正答率85%以上(各項目80%以上)

参考:和食検定公式サイト

初級レベル・基本レベルはレベルは受験資格なく誰でも受験できますが、実務レベルは基本レベル1級・2級の認定が受験資格となります。

試験方式は各レベル四肢択一のマークシート方式で行われます。

和食検定の受験会場

和食検定は会場試験のみの開催となっていて、受験会場も札幌・東京・大阪・福岡での開催となっています。

会場受験が遠い方などは受験者を集めて団体受験を申し込むか、受験会場に行くしかありませんが、今後受験者数などが増加した場合などは、受験会場が増えるかもしれません。

和食検定の受験者数と認定率

2018年10月25日に実施された和食検定の受験者数と認定率は下記の通りです。

検定級受験者数認定者数認定率
初級レベル316人3級:83人
2級:98人
1級:42人
3級:26.3%
2級:31.0%
1級:13.3%
基本レベル281人2級:60人
1級:16人
2級:21.4%
1級:5.7%
実務レベル22人2級:11人
1級:7人
2級:50.0%
1級:31.8%

参考:和食検定公式サイト

和食検定は2011年に始まった検定試験で、受験者数もまだそんなに多くはないですが、和食は海外からも注目されているので、受験者も認知度もこれから上がっていくことが見込まれます。

和食検定の勉強法

和食検定の公式サイトやアマゾンなどで和食検定の公式テキストが販売されています。

他にも各都市で、和食検定の説明会と対策講座も公式サイトで募集しているのでおすすめです。

過去問題集は販売されておらず、公式サイトの問題例などを参考にして公式テキストで幅広く学習することがおすすめです。

和食検定を取得するメリット

和食検定を取得するメリットは日本が誇る和食についての知識を深めることができることです。

和食検定は料亭やレストランなどで働いている方にはすぐに活かせるスキルや知識が学べ、キャリアアップにもつながります。

サービス業への就職や転職時のアピールポイントにもなります。食文化への興味関心も高まり、食事のマナーなども身に付きます。

メリットをまとめると、

  • 和食についての知識が深まる
  • 和食に必要なマナーや作法が身につく
  • サービス業への就職や転職のアピールポイントになる
  • キャリアアップにつながる

などです。

和食検定に挑戦しよう

和食は日本が世界に誇れる文化として海外からも注目されています。

和食検定では和食の知識だけではなくマナーや作法など日常生活にも役に立つ知識も身につきます。

観光業界や料亭、ホテルで勤めている方達以外の人にもおすすめな検定です。

日本の食文化に興味がある方や関連する仕事をしている方など、ぜひ和食検定に挑戦してみてはいかがでしょうか。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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