マナーやプロトコール(国際儀礼)は社会人として、必須のスキルです。
年齢の若い方は知らなくても「若いから仕方ない」で済まされることもありますが、年齢が高くなるにつれ、知らないという事が、相手に失礼な態度を取っていたり、知らない内に恥をかいている可能性もあります。
マナーやプロトコールを身につけていれば印象も良くなり、身につけた知識や技能は一生の宝となります。
マナー・プロトコール検定は、マナーやプロトコールの確認をしたい方や、学びたい方、学生の方などにおすすめの検定です。
マナー・プロトコール検定とは?
マナープロトコール検定は、特定非営利活動法人日本マナー・プロトコール協会が主催する文部科学省後援の検定試験です。
マナーやプロトコール(国際儀礼)に関わる知識と技能を認定する資格です。
さまざまな業種に活かせる知識や技能が身につくので、多くの方が取得しています。
中でも日本航空では、「マナプロ」の愛称で呼ばれており、就職内定者は入社前教育として、マナー・プロトコール検定2級に準拠した通信教育の受講が推奨されています。
マナー・プロトコール検定の検定級
マナー・プロトコールの検定級は1級、準1級、2級、3級の4つの検定級があります。
2級と3級は日本マナー・プロトコール協会の通信教育を受講すると、在宅で検定試験が受けれます。
準1級は2級合格者、1級は準1級合格者しか受験できません。
合格すると各級、認定証がもらえます。
マナー・プロトコール検定の試験概要
マナープロトコール検定の試験概要を下記表にまとめました。
検定級 | 試験方法 | 試験時間 | 問題数 | 合格基準 |
1級 | 個人面接 | ー | ー | ー |
準1級 | 選択問題 論述問題 | 選択問題:60分 論述問題:90分 | 選択問題:50問 論述問題:5問 | 選択問題、論述問題各60点以上 合計で130点以上(各100点満点) |
2級 | 選択問題 記述問題 | 60分 | 選択問題:40問 記述問題 10問 | 100点満点中66点以上 |
3級 | 正誤問題 | 60分 | 150問 | 150点満点中110点以上 |
参考:特定非営利活動法人日本マナー・プロトコール協会公式ホームページ
次回の検定試験開催は、2020年3月1日開催予定です。
検定受付期間は2019年11月25日から2020年1月29日までとなっています・
マナー・プロトコール検定の受験料と開催地
マナー・プロトコール検定の受験料を下記表にまとめました。
検定級 | 受験料(税込み) |
準1級 | 9,000円 |
2級 | 6,000円 |
3級 | 4,800円 |
1級の試験実施日や受験料は準1級合格者に個別に案内されます。
開催都市は東京・大阪・名古屋・福岡・仙台・札幌・広島となっています。
マナー・プロトコール検定の受験者目安と試験内容
マナー・プロトコール検定の受験者目安を下記表にまとめました。
検定級を選ぶ際の参考にして下さい。
検定級 | 受験者目安 |
1級 | 講師や人材の育成などで活躍されている方 |
準1級 | キャリアを高めたい方や人を指導する立場の方 |
2級 | 社会人として必須のマナーを身につけたい方 |
3級 | 基本的なマナーや社会常識を知りたい方 |
参考:特定非営利活動法人日本マナー・プロトコール協会公式ホームページ
試験内容は下記の通りとなります。
・マナーの意味や解釈、歴史的な成り立ちや変遷などについて
・冠婚葬祭のしきたり(年中行事/結婚式・披露宴のマナー/葬儀・告別式のマナー/賀寿などの通過儀礼)
・テーブルマナー(テーブルマナーの歴史/和食、洋食、その他の料理のいただき方/お酒のたしなみ方、パーティのマナーなど
・ビジネスマナー(社会人意識、顧客満足、訪問・来客・電話対応、ビジネス文書、コミュニケーションスキルなど)
・暮らしのマナー(贈答のマナー、和室の作法、公共のマナー、近所付き合い、手紙のマナーなど)
・服装のマナー(服装の変遷、ドレスコード、フォーマルウェアの基準、冠婚葬祭の服装など)
・国際人として必要な主なプロトコール(国旗の扱い、席次、握手、レディファースト、宗教上の配慮など)
・その他マナー&プロトコールに関するもの
引用元:特定非営利活動法人日本マナー・プロトコール協会
3級は基本問題、2級は社会人として必須の内容、準1級はマナーやプロトコールについての深い理解と的確な判断と、自分の意見を伝えられることが求められる問題となっています。
マナー・プロトコール検定の勉強法
マナー・プロトコール検定は公式テキストが販売されています。
一般書店やアマゾンなどでは販売されておらず、日本マナー・プロトコール協会の公式ホームページから購入ができます。
検定試験申込みと同時に購入すると、割引価格で購入ができます。
2級・3級は日本マナー・プロトコール協会で通信教育も用意されていて、独学が不安な方や、効率的に学習したい方におすすめです。
マナー・プロトコール検定受験のメリット
マナー・プロトコール検定の学習をすることで、社会人として必要なマナーやプロトコール(国際儀礼)が身につきます。
就職の面接などでもアピールポイントになります。
マナーは身につけることで、生涯の財産になります。
メリットをまとめると、
- 社会人として必要なマナーやプロトコールが身につく
- 就職や転職時のアピールポイントになる
- 生涯役に立つ知識が身につく
などです。
マナー・プロトコール検定に挑戦しよう
マナーやプロトコールは社会人として男女ともに必要な知識や、技能です。
顧客との商談ではビジネスマナーが必要で、会食時にはテーブルマナー、結婚式や告別式では冠婚葬祭のマナーなど多くの方が経験する場面で役に立つ知識が得られます。
海外出張や海外転勤がある方などはプロトコール(国際儀礼)の知識も必要となります。
日本では当たり前の事も海外では失礼になる場合もあります。
マナーやプロトコールを学びたい方は是非、マナー・プロトコール検定に挑戦してみてはいかがでしょうか。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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