小論文とは問わていることに対して自分の意見を述べ、理由を説明し相手を説得する文章の事です。
大学の入試などで書いたことがある方も多いと思います。
小論文には論理的思考力や提案説明力などが必要となり、社会人においても必要なスキルとなります。
プレゼンテーションや会議では提案能力や相手を説得する能力が必要となり小論文に通じるものがあります。
論理的思考や提案説明力を向上させたい方や、入試や就職試験が控えている方は小論文検定を通じて小論文について学んでみてはいかがでしょうか。
小論文検定とは?
小論文検定とは特定非営利活動法人現代用語検定協会が実施している民間資格です。
小論文検定は社会で求められる論理的思考や批判的思考力、提案説明力の育成を目的とした検定試験となります。
試験後に添削指導や講評も行ってくれるので文章力の向上にもなります。
小論文検定の検定級
小論文検定には2つの検定級があり、スタンダードコースとマスターコースに分かれています。
スタンダードコースは高校生や大学生の受験者が多く、マスターコースには社会人や就職活動を控えた学生が多く受験しています。
スタンダードコース、マスターコース共に受験資格などはなくマスターコースからの受験も可能です。
小論文検定の検定概要
小論文検定は団体受験と個人受験があり、団体受験の場合は団体が準備をした受験会場での受験となります。個人受験の場合は自宅での受験となります。
スタンダードコース、マスターコースそれぞれに検定課題があり、検定課題について小論文を作成します。
小論文検定の検定概要を下記表にまとめました。
スタンダードコース | マスターコース | |
主な受験対象者 | 高校生~大学1・2年生 | 大学3・4年生~社会人 |
制限字数 | 800字以内 | 1200字以内 |
実施時間 | 60分 | 90分 |
検定料 | 3,240円 | 3,780円 |
検定受験申込み後、検定協会から課題と専用原稿用紙は発送日に発送され、原稿締切日までに原稿を送付します。(当日消印有効)
小論文検定の認定方法
小論文検定は検定受験者の小論文を専門の添削指導者が添削し評価します。
評価は「内容」、「表現」、「表記・条件」の3つの領域をA、B、C、Dの4段階で採点されます。
3つの領域の採点結果を合計して総合評価が算出されます。
マスターコースの場合、総合評価Aは1級、Bは2級、Cは3級に認定されます。
D判定の場合は不合格となります。スタンダードコースの場合、Aは4級、Bは5級、Cは6級に認定されます。
スタンダードコースもD判定の場合は不合格となります。
小論文検定取得のメリット
小論文検定は説得力や表現力、文章の構成力を養うことができる検定です。
就職や転職時、入試時のアピールポイントにもなります。文章力やプレゼンテーション力が上がるのもメリットとなります。
メリットをまとめると、
- 説得力や表現力などが上がる
- 就職や転職時の、入試時のアピールポイントになる
- 文章力やプレゼンテーション力が上がりビジネスに活かせる
などです。
小論文検定に挑戦しよう
表現力や説得力、文章の構成力などが上がると、文章力が向上するだけではありません。
論理的思考力が上がることで、頭の中で話を構成でき、話上手にもなります。
ビジネスの世界でも話の上手い人は評価されやすくなります。文章作成が上手くなりたい方や、プレゼンテーション力を上げたい方などは小論文検定に挑戦してみてはいかがでしょうか。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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