スマホの普及やカメラ性能も上がり、誰でも気軽に写真が撮れます。
インスタグラムや、ツイッターなどSNSで撮った写真をいろいろな人に見てもらう事も可能です。
写真を撮ることが身近になり、本格的なカメラに興味を持つ方も多く写真やカメラが趣味と言う方も増えています。
カメラや写真の知識を問われるフォトマスター検定に挑戦してみてはいかがでしょうか。
フォトマスター検定とは?
フォトマスター検定はフォトマスター検定委員会が主催で行われている民間資格です。
文部科学省後援の資格で、通称「フォト検」です。3級・2級・準1級・1級・フォトマスターEXの5段階の検定級があります。
1級合格者のみが受験ができるフォトマスターEXが最高位となります。
写真愛好家や写真関係の仕事をしている方など、幅広広い人が「フォト検」を受験しています。
フォトマスター検定の検定級と難易度
フォトマスター検定は5段階あり、3級から1級はどの級からも受験可能ですが、フォトマスターEXは1級合格者しか受験ができません。
フォトマスター検定の検定級と難易度は下記表にまとめました。
検定級 | 検定レベル | 受験資格 |
3級 | 趣味として楽しんだり、ステップアップの足がかりとしての検定 | 資格なし |
2級 | 趣味をより深めるためや、写真関連業務の基礎知識レベル | 資格なし |
準1級 | 趣味を極めたり、写真関連業務では中堅レベル | 資格なし |
1級 | 写真教室の指導者を目指したり、写真関連業務では十分な専門知識と実力を発揮できるレベル | 資格なし |
フォトマスターEX | 高度な実用知識を前提に、作品創作力や写真活動実績などの総合評価により認定されます。 | 1級 合格者 |
フォトマスター検定の試験概要
「フォト検」の検定試験は3級から1級はマークシート方式で試験が行われます。
撮影方法や撮影技法、デジタルカメラ関連問題、フィルムカメラ関連問題など、カメラや写真に関する幅広い知識知識が問われる問題となります。
下記表に3級から1級までの試験概要をまとめました。
検定級 | 問題数 | 試験時間 | 合格基準 |
3級 | 60問 | 80分 | 満点の7割程度以上 |
2級 | 60問 | 80分 | 満点の7割程度以上 |
準1級 | 70問 | 80分 | 満点の7割程度以上 |
1級 | 80問 | 80分 | 満点の7割程度以上 |
1級は問題数が80問あり、試験時間は80分なので、1問1分で答えなければいけなせん。
解答スピードも必要となります。
フォトマスターEXになるには?
フォトマスターEXはフォトマスター検定1級に合格しないと受験することができません。
検定試験内容は、写真活動経歴・作品提出・小論文の3つで、総合的に判断されます。
合格者には「フォトマスターEX認定カード」が発行され、作品提出した専門撮影ジャンルが表示されます。
写真活動経歴は、コンクールや写真展の受賞経歴や、作品発表経歴、講師等の指導経歴などの証明書を求められます。
作品提出では、得意とする専門撮影ジャンルの四つ切作品を5点提出します。
提出した専門撮影ジャンルが認定カードに表示されます。
3つの異なる撮影ジャンルを各、四つ切作品を5点、計15点を提出すると、表示が「総合」となります。
小論文はその都度設けられるテーマについて、800字以上1200字以内で小論文を作成します。
フォトマスター検定の合格率
2018年11月18日に行われた「フォト検」の受験者データから合格率を下記表にまとめました。
検定級 | 受験者数 | 合格者数 | 合格率 |
1級 | 1,047人 | 299人 | 28.56% |
準1級 | 981人 | 399人 | 40.67% |
2級 | 1,958人 | 1,462人 | 74.67% |
3級 | 946人 | 816人 | 86.26% |
となっています。
男女割合は男性が76.42%・女23.58%23.58%となっていて男性受験者が多い検定です。
フォトマスター検定の勉強法
フォトマスター検定の公式テキストや公式問題集での勉強がおすすめです。
公式テキストや公式問題集はフォトマスター検定公式サイトやアマゾンなどで購入ができます。
独学が苦手な方は、公益財団法人国際文化カレッジの通信教育をお勧めします。
「フォト検」にも対応しています。
フォトマスター検定は実技ではなく知識を問われる検定なので、勉強をすれば合格できる検定試験です。
フォトマスター検定取得のメリット
「フォト検」を取得するメリットは、写真やカメラに対する知識を客観的に確認することができます。
カメラや写真の知識が増えることで、撮影技術も上がります。カメラや写真を仕事にしている人にもおすすめですが、カメラや写真が好きな人にもおすすめの検定です。
メリットをまとめると、
- 写真やカメラに対する知識を客観的に確認・証明できる
- 写真やカメラの知識が増えることで撮影技術が向上する
- 写真やカメラを仕事にしたい人は転職・就職時に有利になる
などがあります。
フォトマスター検定に挑戦しよう
「フォト検」取得の勉強をすると、写真やカメラに関するさまざまな知識が得ることができます。
理論的にカメラや写真のことを理解することによって、撮影技術も上がり写真撮影もより一層楽しくなります。
写真は形として思い出に残り、SNSなどで共有がしやすくとても身近なものです。
写真やカメラが好きな方はフォトマスター検定に挑戦してみてはいかがでしょうか。
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