日本には国家資格から、民間の検定などいろいろな資格・検定があります。
古文書解読が趣味の方や、歴史が好きで古文書に興味がある方も大勢います。古文書は歴史学の一つのカテゴリーで、歴史を紐解く上でも重要な文化財です。
古文書に興味がある方や解読に自信にある方は古文書解読検定に挑戦してみてはいかがでしょうか。
古文書解読検定とは
古文書解読検定は古文書解読検定協会が主催する2016年から始まった検定です。
比較的新しい検定で知らない方も多いと思いますが、古文書の解読能力のレベルを知ることができる唯一の検定です。古文書愛好家にとってはピッタリの検定です。
また、古文書解読の面白さを普及させるためにも貢献している検定です。
古文書解読検定の検定級と受験料
古文書解読検定には5つの検定級があり受験料も検定級により異なります。
下記表にまとめました。
検定級 | 受験料(税込み) | 学割受験料(税込み) |
1級 | 9,000円 | 無し |
準1級 | 8,000円 | 無し |
2級 | 6,000円 | 4,500円 |
準2級 | 5,000円 | 3,500円 |
3級 | 4,000円 | 2,500円 |
参考:古文書解読検定公式サイト
検定は3級からしか受験することはできず、飛び級受験は認められていません。
学生割引制度も設けられていて、15歳から30歳までの学生に適用されます。適用される学生は、高校生・専門学生・短大生・大学生・院生の現役生です。
古文書解読検定の検定内容と合格基準
古文書解読検定は3級から2級と準1級・1級は検定方法が異なります。
3級から2級は自宅に検定問題が届き、決まった期間(約4週間)に解読し返送して採点されます。採点後郵送で合否と総合順位の通知がされます。
準1級と1級は指定会場で検定が行われます。
合格基準は目安で多少前後することがありますが下記表をご覧ください。
検定級 | 合格基準 |
1級 | 全受験者の上位3割程度の成績 |
準1級 | 全受験者の上位5割程度の成績 |
2級 | 全受験者の上位6割以上の成績 |
準2級 | 全受験者の上位7割以上の成績 |
3級 | 全受験者の上位8割以上の成績 |
参考:古文書解読検定公式サイト
古文書解読検定の勉強方法
古文書解読検定の勉強方法は対策書籍が発売されています。
アマゾンや全国の書店などでも販売されています。古文書を解読するには関連書籍などで、勉強するしかありません。他にも古文書入門などの通信講座などもあります。
独学で学ぶことが苦手な方は通信講座などで学習するのがおすすめです。
古文書解読検定を受けるメリット
博物館館で勤務されている方や古文書の鑑定を職業とされている方には仕事にも活かせる検定です。しかし、一般企業への就職や転職にはメリットがあるとはいえません。
生涯学習として、古文解読を学習するとプライベートも充実し、趣味を通じて交友が広まったりというメリットがあります。
古文書解読検定に挑戦しよう
古文書の解読は一般の人には馴染みがないものです。
しかし、古文書の解読は歴史を紐解く上でも重要な学問の一つです。先人達の残した文字を解読・研究をする古文書解読に興味がある方や、歴史が好きな方、すでに古文書の解読を行っていて解読のレベルを知りたい方などはぜひ古文書解読検定に挑戦してみてはいかがでしょうか。
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