言葉で伝える力。朗読検定について知ろう

民間資格

ビジネスの世界でもプライベートでも、人に何かを伝える力というのは大事な事です。

SNSやメール、手話や言葉など伝え方はさまざまです。SNSやメールは便利なコミュニケーションツールですが、文字でのやりとりには感情が込めにくい分、誤解もあったりします。

朗読は文字を声に出して伝えます。語る力や伝える力に自信がある方や、学びたい方は朗読検定に挑戦しましょう。

スポンサーリンク

朗読検定とは

朗読検定とは一般社団法人日本朗読検定協会の主催で行われている検定です。

小学生から受験できるジュニア朗読検定があり、ジュニア朗読検定は、10級から5級に分かれています。中学生から大人向けの朗読検定は4級から1級に分かれています

。筆記試験と実技試験があり実技試験では実際に課題の朗読があります。

一般の方はもちろんプロの声優やアナウンサーなども応募し、朗読力を試される検定となっています。

朗読検定の検定級

朗読検定は小学生向けのジュニア朗読検定と、中学生から大人向けの朗読検定に分かれています。ジュニア朗読検定の概要を下記表にまとめました。

検定級対象学年認定条件称号
10級小学校1年生以上100点満点中
80点以上
五十音はつ音
マスター
9級小学校2年生以上100点満点中
80点以上
フレージング
ビギナー
8級小学校3年生以上100点満点中
80点以上
読解
ビギナー
7級小学校4年生以上100点満点中
80点以上
ジュニア朗読
ビギナー
6級小学生5年生以上100点満点中
80点以上
ジュニア朗読
エキスパート
5級小学校6年生以上100点満点中
80点以上
ジュニア朗読
マスター

参考:朗読検定公式サイト

中学生から大人向けの朗読検定は4級から1級の検定級があります。

下記表にまとめました。

検定級対象者認定条件
4級中学1年生以上
朗読初心者向け
筆記・実技でそれぞれ8割以上
の点数
3級中学2年生以上
朗読初・中級者向け
筆記・実技でそれぞれ8割以上
の点数
準2級高校生以上
朗読中・上級者向け
筆記・実技でそれぞれ8割以上
の点数
2級大学生以上
朗読中・上級者向け
朗読検定準2級に合格
筆記・実技でそれぞれ8割以上
の点数
準1級大学生以上
朗読上級者向け
朗読検定2級に合格
青空文庫朗読コンテスト本選で、金賞・銀賞・銅賞のいずれかを受賞
(高校生は、高校生の部に応募可)
1級大学生以上
朗読上級者向け
朗読検定2級に合格
青空文庫朗読コンテスト本選で、全ての審査員の持ち点90%以上獲得
金賞受賞
(高校生は、高校生の部に応募可)

参考:朗読検定公式サイト

朗読検定1級は審査員の持ち点90%以上、青空文庫朗読コンテストの本選で1人しか選ばれない金賞受賞とかなり難易度の高い認定条件となります。

朗読検定の試験形式

朗読検定は筆記試験と実技試験によって行われます。筆記試験は朗読に関する知識、文学に関する知識が問われます。

10級から準2級の実技試験は課題を自宅で録音して録音物を送る試験となってます。2級の実技試験は試験会場で、対面朗読で行います。

4級から1級までの試験形式を下記表にまとめました。

検定級筆記試験実技試験
4級提出式提出式
3級提出式提出式
準2級提出式提出式
2級提出式対面式
準1級なしコンテスト形式
1級なしコンテスト形式

実技試験の課題の録音はCDや、カセット、メールやアプリでの提出も可能です。2級、準2級はA検定とB検定があり、両方に合格しないと認定されません。

朗読検定の勉強法

朗読検定の実技試験は課題を実際に朗読するという試験で苦手に感じる方も多いと思います。独学で朗読を学ぶのは難しく、勉強法も関連書籍を読んだり、朗読のCDを聞くなどしかありません。

朗読教室などに通って勉強するのが、合格の近道になります。

朗読検定公式サイトで、全国の検定認定の朗読教室が公開されているので、朗読教室をお探しの方はご覧ください。

朗読検定を受けるメリット

朗読検定を受けるメリットは朗読力が上がり、相手に話が伝わりやすくなります。

日常生活でも、ビジネスの場でも伝える力が重要になります。学生の方なら就職や進学の面接に、営業の方ならプレゼンや得意先との商談時に、接客業の方なお客様と接客時などに役に立ちます。

他にも本読むことで、感性が磨かれて発想が豊かになるメリットもあります。

朗読検定が活かせる仕事

朗読検定には朗読検定講師制度があります。

朗読検定2級に合格し、認定講座を受けると二級朗読インストラクターとして活躍できます。

日本朗読検定協会の入会審査に通過し、プロフェッサー認定講座の受講・認定を受けると認定教室が開校できます。

朗読の認定教室を開講し、読み聞かせや朗読検定の試験対策スクールをしたりと朗読検定を活かせる仕事となっています。

朗読検定に挑戦しよう

声に出して人に伝える力はさまざまな業種で必要となりますし、日常生活にも必要です。メールやSNSも便利ですが、文字だけのやり取りだけでは誤解が生まれる可能性もあります。

朗読で相手に気持ちを伝えるには言葉の表現力も大事になります。

朗読力が上がるとビジネスでもプライベートにもプラスになります。

本が好きな方や、朗読力を上げたい方はぜひ朗読検定に挑戦してみてはいかがでしょうか。

コメント

タイトルとURLをコピーしました