IT市場の成長からITエンジニアの需要が高まっているのをご存知ですか?
IT市場の急速の成長によって、ITエンジニアの数も不足しています。
これから先、IT業界は将来性の高い業界でもあり企業も人材の確保に力を入れています。
経済産業省の報告でも、AIやビッグデータをを使いこなせる、第4次産業革命に対応できる人材の確保の重要性が高まっているとあります。
これからますます需要の高まる、ITエンジニアを目指している方に基本情報処理技術者試験はおすすめです。
この記事では、
- 基本情報技術者試験の試験概要や試験範囲
- 基本情報技術者試験の合格率や勉強法
- 基本情報技術者試験取得のメリット
などを解説していきます。
この記事を読めば、基本情報技術者試験の概要が見えてくるので是非、最後までお読み下さい。
基本情報処理技術者試験とは?
基本情報処理技術者試験は、独立行政法人情報処理推進機構が実施している国家資格です。
ITエンジニアの登竜門的な資格で、試験に基本とついていますが、難易度が高い国家資格となっています。
ITエンジニアとしての基本的の技術や知識を持ち、実践的な活用能力を身につけたことを証明できる資格です。
IT企業で入社前や入社後に取得を推奨されることも多く、IT業界に就職したい学生などに人気のある国家資格です。
基本情報技術者試験の試験概要
基本情報技術者試験は秋季と春季の年2回実施されています。
午前と午後の2部制で試験が行われます。
試験概要を下記表にまとめました。
午前の部 | 午後の部 | |
試験時間 | 9:30~12:00(150分) | 13:00~15:30(150分) |
出題形式 | 四肢択一式 | 多肢選択式 |
問題数 | 80問 | 11問中回答数は5問 |
合格基準点 | 100点満点中60点 | 100点満点中60点 |
受験料は税込み5,700円で、次回は令和2年4月19日に実施予定です。
申込期間は令和2年1月9日から2月10日18時までとなっています。
受験料は税込み5,700円です。
基本情報技術者試験の出題範囲
基本情報技術者試験は午前と午後の2部制で受験が行われます。
午前の部では四肢択一で80問、下記の3分野から出題されます。
- テクノロジ系
- マネジメント系
- ストラテジ系
午後の部では、多肢選択式で下記の分野から出題される、13問中7問解答します。
- コンピューターシステムに関すること
- 情報セキュリティに関すること
- データ構造およびアルゴリズムに関すること
- ソフトウェア設計に関すること
- ソフトウェア開発に関すること
- マネジメントに関すること
- ストラテジに関すること
基本情報技術者試験の合格率
情報技術者試験の合格率は25%前後となっています。
過去5年の合格率を下記表にまとめました。
年度 | 受験者数 | 合格者数 | 合格率 |
令和元年 | 121,556人 | 31,224人 | 25.7% |
平成30年度 | 111,381人 | 28,552人 | 25.6% |
平成29年度 | 105,252人 | 23,288人 | 22.1% |
平成28年度 | 99,999人 | 26,591人 | 26.6% |
平成27年度 | 101,221人 | 26,109人 | 25.8% |
基本情報技術者試験の勉強法
基本情報技術者試験は、情報処理の知識のある方とない方で、難易度が異なります。
情報処理の知識のない方で100時間から200時間の学習が合格の目安となっています。
基本情報技術者試験のテキストや問題集は多数出版されています。
しっかりと勉強すれば独学でも合格できますが、独学が苦手な方や不安な方は、通信講座やスクールに通うのもひとつの手段です。
通信講座やスクールは費用はかかりますが、しっかりとしたサポート体制やカリキュラムが組まれるので、試験勉強は効率的に行えます。
基本情報技術者試験が難しくハードルが高いと思われる方は、独立行政法人情報処理推進機構が実施しているITパスポート試験を先に受験するのもおすすめです。
基本情報技術者試験受験のメリット
基本情報技術者試験はITエンジニアの登竜門的な資格となり、ITの知識と技能を客観的に証明できます。
IT業界に就職や転職を考えている方は面接時など、アピールポイントとなります。
応用情報技術者試験などの上位資格があり、さらなるスキルアップを目指せます。
学生の方には入試優遇制度を利用している学校もあり、入試の際有利になる可能性があります。
メリットをまとめると、
- ITの知識を客観的に証明できる
- IT業界に就職や転職時にアピールポイントとなる
- 上位資格があり、スキルアップを目指しやすい
- 入試優遇制度を利用している学校もある
などです。
基本情報技術者試験の挑戦しよう
IT業界はこれから先伸びる業界で、ITエンジニアの需要も増えていきます。
AIは技術が発達し、ビッグデータの活用も盛んになり私たちの、働き方も変わりつつあります。
ITエンジニアは、これからの第4次産業革命に必要な職種となります。ITエンジニアを目指したい方や、情報処理を学んでいる方は是非、基本情報技術者試験に挑戦してみてはいかがでしょうか。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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