日本の農業人口は年々減少し、政府も補助金や融資などを行い新規参入者の推進をしています。
日本農業検定は、私たちが普段食べている野菜や、お米などの栽培や食に関する知識を身につけられます。
農業についての理解を深められる日本農業検定に挑戦してみましょう。
日本農業検定とは?
日本農業検定は、日本農業検定協会が主催していて、農検、農業検定とも言われます。
農業に興味がある方や、農業の基礎的な知識を学びたい方におすすめの検定です。
受験資格はなく、農業の経験がない方でも、検定を受けれます。
日本農業検定は、環境や食に関する知識を含めて、基礎的な農業の知識を学ぶための検定です。
日本農業検定と日本農業技術検定の違い
日本農業検定とは別に、日本農業技術検定という検定もあります。
日本農業検定は、小中学生から農業経験のない一般の方を幅広く対象にしています。
日本農業技術検定は、農業を学ぶ学生や、農業に従事したい方向けの検定です。
日本農業検定は学科試験のみに対して、日本農業技術検定は実技試験もあります。
日本農業検定を受験して農業に従事したいと思った方は、日本農業技術検定に挑戦してみましょう。
日本農業検定の検定概要
日本農業検定には3級から1級があり、どの級からでも受験ができます。
農業全般・環境・食・栽培の分野から各級問題が出題されます。詳しい出題範囲は日本農業検定ホームページに記載されいます。
問題数と検定時間は下記表にまとめました。
級 | 問題数 | 検定時間 |
3級 | 50問 | 40分 |
2級 | 70問 | 60分 |
1級 | 70問 | 70分 |
合格基準は3級と2級は正答率60%で、1級は正答率70%以上で合格となっていますが、問題の難易度によって、若干の得点調整が行われる場合もあります。
検定方法
検定方法はマークシート方式とCBT方式の2種類があります。
マークシート方式は、東京と大阪の2会場でしか検定会場がなく、地方で検定を受けたい方はCBT方式での検定となります。
CBT方式とは全国260を超えるテストセンターでコンピューターで試験実施する方式です。
団体受験の要件を満たしていたら団体受験も可能です。要件は下記の通りです。
- 受験者人数が5名以上
- 検定会場・試験監督を準備・提供できること
- 検定実施にあたり、日本農業検定事務局の指示に従い、厳正公正に実施できること
- 検定運営マニュアルなど、検定に関する規定を遵守すること
- 検定問題などを試験期日まで適正に管理し、問題を漏洩しないこと
- 検定試験実施にあたり、知り得た情報を開示・漏洩しないこと
参考:日本農業検定ホームページ
日本農業検定の学習方法
日本農業検定の勉強方法は、公式サイトでテキストが販売されています。
2級と3級のテキストは一般書店でも販売さていますが、1級のテキストは、農文協農業書センターでのみ取り扱いされています。
農分協農業書センターは、東京の神保町にある日本で唯一の農業書専門店です。通信販売もされているので、1級を受験する方で必要な方は注文しましょう。
日本農業検定を受けるメリット
日本農業検定を受けるメリットは、農業についての知識が増えて、家庭菜園や野菜選びにも役に立つ知識が得られます。
農業系の企業に就職したい方や、農業系の学校に進学を考えている方も履歴書に記載できるのもメリットになります。
農業の経験がない方も農業や食・環境に対する新しい知識を得ることで、日常生活にも活かすことができます。
メリットをまとめると
- 家庭菜園や野菜選びに役に立つ
- 農業系の進路に進みたい方のアピールポイントになる
- 農業や食・環境に対する知識が増える
などです。
農業専門の転職サイト
農業を仕事にしたいという人のための農業関係専門の転職サイトを紹介していきます。
農業専門の転職サイトで仕事を探せば、業界に特化しているので、自分がやりたい魅力的な求人が見つかる可能性があがります。
あぐりナビ
あぐりナビは、農業関連の求人が多数あり、非公開求人もあります。
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第一次産業ネット
第一次産業ネットは農業だけではなく林業・漁業にも強い転職サイトです。
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農家のおしごとナビ
農家のおしごとナビは農業分野に特化した求人サイトです。
農業生産に関わる仕事や、加工や販売、事務など幅広い農業分野の職種を掲載しています。
農業経験はない方でも農業に関係する求人が見つかりやすくなっています。
日本農業検定に挑戦しよう
農業に興味がある方はもちろん、興味がない方も日本農業検定を機会に農業について学習し、日本の農業についての知識を深めましょう。
環境問題などについて学べるので、小中学生から大人の方までおすすめの検定です。
日常食べている野菜の栽培についても詳しくなれるので、是非、日本農業検定に挑戦しましょう。
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