日本語の能力を図る検定は漢字検定や、日本語検定、ことわざ検定など数多くあります。
インターネットの普及で、ビジネスもメールやSNSを多用する時代です。文章だけでコミュニケーションを取る場合、相手の表情が見えないため、知らない内に相手の方の気分を害していたり、失礼な内容になっていることもあります。
文章作成スキルを身につけたい方や能力を確認したい方、文章読解能力を上げたい方などに文章読解・作成能力検定はおすすめの検定です。
文章読解・作成能力検定とは?
文章読解・作成能力検定は、公益財団法人日本漢字能力検定協会が主催で行われる民間資格です。
公益財団法人日本漢字能力検定協会は漢字検定も主催している協会です。文章読解・作成能力検定の略称は「文章検」です。
日本語文章能力検定として実施が開始されましたが、一時実施が休止され、現在の文章読解・作成能力検定として、2013年10月から再開されました。
「文章検」は国語力が上がり、学生にも社会人にも有効な検定となっています。
文章読解・作成能力検定の検定級と試験概要
文章読解・作成能力検定の検定級は2級・準2級・3級・4級の検定級があります。
1級はまだ実施されていなく、実施されるかも未定です。受験資格などはなく、年齢・学歴関係なくどの検定級からでも受験できます。
試験概要を下記にまとめました。
検定級 | 難易度 | 試験時間 | 合格基準 |
2級 | 社会人として必要な総合的な文章読解能力・文章作成力 | 90分 | 正答率 70%程度 |
準2級 | 有効なコミュニケーションを実現にする必要な文章読解能力・文章作成力 | 60分 | 正答率 70%程度 |
3級 | コミュニケーション活動を行うために必要となる文章読解能力・文章作成力 | 60分 | 正答率 70%程度 |
4級 | 基礎的な知的言語活動に必要な文章読解力・文章作成力 | 60分 | 正答率 70%程度 |
試験は全級、筆記試験で行われます。
文章読解・作成能力検定の勉強法
文章読解・作成能力検定の勉強法は、「文章検」公式テキストや過去問題集で学ぶか、公益財団法人日本漢字能力検定協会のホームページで紹介されている、「文章検2級対応」eラーニング講座を受講して学ぶかの2通りあります。
1番のおすすめはeラーニング講座と公式テキストを併用して、学習するのが合格の近道です。
公式テキストや過去問題集はアマゾンや公式ホームページで販売されています。
eラーニングは税込み8,100円(2019年9月時点)と比較的お手頃な値段となっています。
文章読解・作成能力検定取得のメリット
「文章検」取得のメリットは学生の方なら文章の読解能力が上がればテストなどの問題の問いが理解でき、答えを導きやすくなります。
文章の作成力が上がれば、コミュニケーション力も上がり人間関係も円滑になります。
コミュニケーション力の向上は社会人にとっても必須のスキルとなります。
社会人の方は文章読解・作成能力が向上することにより、業務報告や連絡などもスムーズになり、仕事の生産性が向上します。
スピードが求められるビジネス世界では重要となります。
「文章検」のメリットをまとめると、
- 伝える力が上がりコミュニケーション能力が向上する
- 文章の理解力が上がり、求められている答えを導きやすくなる
- 読解力・文章作成力が上がり、仕事の効率が上がり生産性が上がる
などです。学生の方にも社会人の方にもメリットがある検定となっています。
文章読解・作成能力検定に挑戦しよう
メールやSNSなどはさまざまな世代の人に利用されている便利なツールです。
世の中が便利になり文字を書くことが少なくなっても、文章を作成することは少なくならず、増えている可能性もあります。
文章を作成することが増えるということは、読む機会も増えているということです。
文章読解・文章作成能力はぜひ文章読解・作成能力検定に挑戦してみてはいかがでしょうか。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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