英語は世界の国際機関でも公用語として使われており、公用語として使用している国も50カ国以上あります。
第二言語として英語を利用している人も含めると、英語は世界で最も利用者が多い言語となります。
日本でも義務教育で英語は習いますが、義務教育だけで英語を習得するのは難しく、海外に比べると日本の英語教育は遅れています。
2020年には東京オリンピックも開催され来日観光客も増えることが予想され、飲食店や小売店など、さまざまな場所で英語で尋ねられる機会も増えます。
英語を深く学ぶきっかけとして、実用英語技能検定に挑戦してみてはいかがでしょうか。
実用英語技能検定とは?
実用英語技能検定は公益財団法人日本英語検定協会が主催で行われる公的資格です。
文部科学省後援の資格で、一般では「英語検定」、「英検」と略されます。「英検」は認知度が非常に高い検定で、社会的評価も高い検定です。
公益財団法人日本英語検定協会は「英検」だけではなく「英検Jr.」、「英検IBA」も実施していて、幅広い年齢層の人が受験しています。
実用英語技能検定の検定級と試験概要
「英検」には7つの検定級があり、3級からは面接試験があります。
検定級とテスト概要を下記表にまとめました。
検定級 | レベル | 一次試験 | 二次試験 |
1級 | 大学上級程度 | マークシート方式・記述式・リスニング | 面接 |
準1級 | 大学中級程度 | マークシート方式・記述式・リスニング | 面接 |
2級 | 高校卒業程度 | マークシート方式・記述式・リスニング | 面接 |
準2級 | 高校中級程度 | マークシート方式・記述式・リスニング | 面接 |
3級 | 中学卒業程度 | マークシート方式・記述式・リスニング | 面接 |
4級 | 中学中級程度 | マークシート方式・リスニング | なし |
5級 | 中学初級程度 | マークシート方式・リスニング | なし |
4級と5級には任意で録音形式のスピーキングテストが受験することができます。
一次試験に落ちても受験は可能で、スピーキングテストに合格しても検定級に合格したことにはなりません。
逆にスピーキングテストに落ちても、検定級の合格を取り消されることはなく、スピーキングテストは独立したテストとなっています。
英検CSEスコアとは?
英検の合否判定は、正答率などで合格が決まるのではなく各級の合格基準スコアによって合否が決まります。
英検CSEスコアは世界で広く利用されている語学力の国際的な指標CEFRに対応していており、世界基準の英語力を把握することができます。
英検CSEスコアは各回の検定終了後に統計的にスコアを算出しています。
各検定級の合格基準スコアを下記表にまとめました。
検定級 | 一次試験 合格基準スコア | 満点 スコア | 二次試験 合格基準スコア | 満点 スコア |
1級 | 2028 | 2550 | 602 | 850 |
準1級 | 1792 | 2250 | 512 | 750 |
2級 | 1520 | 1950 | 460 | 650 |
準2級 | 1322 | 1800 | 406 | 600 |
3級 | 1103 | 1650 | 353 | 550 |
4級 | 622 | 1000 | なし | |
5級 | 419 | 800 | なし |
スコアはリーディング・リスニング・ライティング・スピーキングの4つの技能に均等に配分されています。
各級の技能ごとの満点スコアは1級:850点/準1級:750点/2級:650点/準2級:600点/3級:550点/4級:500点/5級:425点となっています。
実用英語技能検定の勉強法
「英検」はリーディング・リスニング・ライティング・スピーキングの4つの技能が必要になります。
単語の暗記などは独学でも学べますが、ネイティブのリスニングやスピーキングに関しては、独学だけでは限界があります。
公益財団法人日本英語検定協会は通信講座や公式アプリなども用意してあり、上手く活用することが合格の近道となります。
費用はかかりますが英会話教室などの利用もおすすめです。
実用英語技能検定を取得するメリット
「英検」は学生の方はもちろん、さまざな方に色々なメリットがあります。
英検を取得することで仕事の幅広がり、就職や転職にも有利になります。学生の方は進学にも自己アピールにもなり、英語のテストの得点アップにもつながります。
英語を喋れるようになると海外の人とのコミュニケーションが取れるようになり、海外の人の考え方や文化に触れることができ、人間力も上がります。
メリットをまとめると、
- 進学に有利になる
- 転職・就職に有利になる
- 英語を使った仕事もできるようになる
- 海外の人の考え方や文化に触れることができる
など、さまざまなメリットがあります。
実用英語技能検定に挑戦しよう
世界の公用語と英語は認められていて、英語を話せるようになることでグローバルに活躍できるチャンスも生まれます。
日本の文化や歴史は海外の人にも魅力的で、訪日観光客も増加しています。
大きな小売店などやホテルでは英語を話せるスタッフもいますが、人数は十分とは言えません。
英語を話せるとビジネスにも繋がります。
英語を話せるようになりたい方や、海外の方とコミュニケーションをとってみたい方などは「英検」に挑戦してみてはいかがでしょうか。
最後までお読みいただきありがとうございました。
コメント