何かサポートが必要な方を街中で見かけた時、あなたは率先して声をかけることができますか?
「困っている人を見かけても声をかける勇気がない」、「声をかけても迷惑になるのではないか」、「サポートの仕方がわからない」など、声をかけれない理由は人それぞれあります。
優しく声をかけれる方もいますが、その数は決して多くはなく、多くの人が見て見ぬふりをしてしまいがちです。
高齢者や障がいのある方、ベビーカーを押している方や妊婦の方、外国人の方などの視点に立つことができれば、「何を困っているのか」が見えてきます。
相手の視点に立てる「心づかい」と「正しいサポートの知識」があれば困っている人を見かけても、見て見ぬふりをすることはなくなるはずです。
そこでこの記事では、ユニバーサルマナー検定について解説をしていきます。
- ユニバーサルマナー検定とはどんな資格?
- ユニバーサルマナー検定取得のメリットは?
などについて記事にしました。この記事を読むことでユニバーサルマナー検定について理解ができます。
ぜひ、最後までお読み下さい。
ユニバーサルマナー検定とは?
ユニバーサルマナー検定は、一般社団法人日本ユニバーサルマナー協会が実施をしている民間資格です。多様な人々が暮らす社会で、実践的なユニバーサルマナーが学べる検定となっています。
精神障がいのある方や発達障がいのある方の雇用や、協働を行うための研修、「ユニバーサルワーク研修」も行われています。
ユニバーサルワーク研修は、企業や団体などの依頼で行われていましたが、オンライン講座も開催され、個人の方もパソコンや、スマートフォンからも研修が受けれるようになりました。
精神障がいの方や、発達障がい方は外見などではわかりにくく、最近メディアでも取り上げられるようになりました。
そのような障がいのある方を理解することで、職場でのパフォーマンスや対応の仕方も変わります。
職場や身近に、精神障がいや発達障がいをお持ちの方がいる人は受講をオススメします。
ユニバーサルマナー検定の検定級
ユニバーサルマナー検定には2級と3級に2つの検定級があります。
ユニバーサルマナー検定はスッテプアップしながら知識や技能を学ぶ検定なので、3級からの受験が必要となります。
ユニバーサルマナー検定は事前学習などは必要なく、講義やグループワーク、実技研修などで、体系的に学べる検定試験です。
ユニバーサルマナー検定の取得方法
ユニバーサルマナー検定は3級は試験はなく、講義とグループワークのみで取得ができます。
カリキュラム概要を下記表にまとめました。
2級 | 3級 | |
所要時間 | 講義70分 実技研修150分 検定試験30分 | 講義75分 グループワーク45分 |
検定試験 | 時間:30分 形式:選択問題 合格点:70点(100点満点中) | なし |
認定条件 | 試験合格者 | 受講者全員認定 |
費用 | 16,500円(税込み) | 5,500円(税込み) |
ユニバーサルマナー検定の学習内容
ユニバーサルマナー検定の学習内容は下記をご覧ください。
3級
・ユニバーサルマナーとは?
・高齢者や障がい者への向き合い方
・どんな人がどんなことに困るのか?
・各種マークの名称と意味
・困ったときのお声がけ方法
2級
・多様な方々の特徴と心理状況
・知的障がい者・精神障がい者へのサポート方法
・シーン別のケーススタディ(グループワーク)
・車いす利用者への実践的なサポート方法
・視覚障がい者への実践的なサポート方法
・聴覚障がい者への実践的なサポート方法
・高齢者への実践的なサポート方法
引用元:ユニバーサルマナー検定公式ホームページ
2級になると、より実践的なサポート方法が学べ、日常生活にも活かすことができます。
ユニバーサルマナー検定取得のメリット
ユニバーサルマナー検定は多様な人々のサポート方法や、相手の視点に立って他者を思いやる心づかいを学べる検定試験です。
サービス業のや接客業の方にもオススメの資格で、高齢者や障がいのある方などの接客時にスムーズなサポートで、接客ができます。
同業他社との接客レベルの差別化を図ることもできます。
メリットをまとめると、
- 困っている方のサポート方法が学ぶことができる
- サービス業の方などは高齢者た障がいのある方にもスムーズな接客ができる
- 同業他社との接客レベルの差別化を図ることができる
などです。
ユニバーサルマナー検定に挑戦しよう
日本は超高齢化社会に入り、バリアフリー化やユニバーサルデザインの建物や施設も増えてきていますが、サポートを必要とする人はいらっしゃいます。
ユニバーサルマナー検定では「サポートの方法」や、相手の視点に立って考えられる「心づかい」が身につきます。
サポートを必要とする、全ての人が暮らしやすい社会になるためにもぜひ、ユニバーサルマナー検定に挑戦してみてはいかがでしょうか。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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