パソコンなどのIT機器は現役世代のビジネスマンにはなくてはならないものです。
パソコンを使いこなすスキルはビジネスマンの必須スキルとも言えます。
しかし、パソコンなどIT機器を使用していくと、さまざまなトラブルが起こります。
パソコンの故障や、ネットワークトラブルなどが起きると対処できる知識がないとどうにもなりません。
大事なデータや資料が一瞬で消えてしまうこともあります。
パソコンのトラブル対処法や、パソコン全般の知識が学べるパソコン整備士検定はパソコンに詳しくなりたい方やIT関連の仕事をしている方などにおすすめの検定です。
パソコン整備士検定とは?
パソコン整備士検定は特定非営利活動法人パソコン整備士協会が主催する民間資格です。
パソコン整備士検定はパソコンの知識はもちろん、ネットワークやサーバーの知識、セキュリティ対策、パソコントラブルの対処法など幅広く段階的に学べる検定試験です。 1級から3級の検定試験があり、飛び級受験は認められていません。
パソコン整備士検定の検定級と検定レベル
パソコン整備士検定には1級から3級があり、3級から段階的に検定試験を受けなければいけません。検定レベルは下記の通りです。
- 3級:個人利用のパソコントラブルの原因が把握でき、最低限の情報倫理を修得できるレベル
- 2級:数台のパソコンをネットに接続する知識と技術、情報法倫理関連法規に関する基本的な知識があるレベル
- 1級:企業内のLANの構築や導入、管理、トラブル対知識と技術、情報倫理規定を理解して情報セキュリティ技術を修得できるレベル
1級はかなりレベルが高く、IT基盤エンジニアや社内のIT化を任されている方などにおすすめです。
パソコン整備士検定の試験概要
パソコン整備士検定はCBT方式で行われるため、都合のいい日に受験ができるので、試験を受けやすい検定試験です。
試験概要を下記表にまとめました。
検定級 | 問題数 | 試験形式 | 合格基準 | 受験料 |
3級 | 80問 | 選択問題 | 正答率70%以上 | 6,600円 |
2級 | 80問 | 選択問題 | 正答率70%以上 | 6,600円 |
1級 | 80問 | 選択問題 | 正答率80%以上 | 6,600円 |
パソコン整備士検定の勉強法
パソコン整備士検定は各級ごとの公式テキストと問題集が販売されています。
書店などでの販売はされていないので、特定非営利活動法人パソコン整備士協会でのみ購入が可能です。
公式テキストで独学で学習するしかなく、問題集なども活用して効率よく学習することをおすすめします。
特定非営利活動法人パソコン整備士協会の会員制度
パソコン整備士検定を受験し合格し、活動会員として入会することで資格の認定が行われます。
入会金は2,000円で、さらに年会費が5,000円となります。
年会費を2年間滞納すると資格がはく奪されるので注意が必要です。
パソコン販売関係やIT関連の仕事をしている方は、多少メリットがありますが、一般の方や趣味での受験をお考えの方は資格を保持するのにお金がかかるので受験はおすすめできません。
パソコン整備士検定取得のメリット
パソコン整備士検定を学習することで、実践的に活用できるパソコンの知識が身につきます。
パソコンを販売・修理する仕事やIT関連の仕事をしている方はパソコンやネットワークに関する知識を客観的に証明することができます。
パソコントラブルの対処法なども学べるため、家庭でも社内でも知識を活かすことができます。
メリットをまとめると、
- 実践的に活用できるパソコン知識を取得できる
- パソコンに関する全般的な知識を証明できる
- パソコントラブルの対処法が学べる
などです。
パソコン整備士検定に挑戦しよう
パソコントラブルの対処法やネットワークの構築などはパソコンに多少詳しい人でもあまり知りません。
知識として持っておくだけで、会社や家庭でも頼りにされる存在になれます。
パソコントラブルは不意に起きるため、トラブルが起きると業務が滞ります。
年会費や入会金が掛かるため仕事に関係がない方は、資格取得するメリットはありませんが、知識を得るために学習することにはメリットがあります。
パソコンに詳しくなりたい方やパソコン販売・修理に関わる方、IT関連でお勤めの方はぜひパソコン整備士検定に挑戦してみてはいかがでしょうか。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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