企業の不祥事に対して、社会の目は厳しくなり最近よく、コンプライアンスという言葉を耳にします。
コンプライアンスとは、日本語で「法令遵守」と訳されます。
企業がコンプライアンスに違反すると社会的信用を失い、最悪の場合、倒産するケースもあります。
顧客や取引先にも大きな影響がでるため、コンプライアンスが重要視されています。
多くの企業でコンプライアンスに関する取り組みが行われています。
ビジネスコンプライアンス検定はコンプライアンスについて深く学びたい方におすすめの検定試験です。
ビジネスコンプライアンス検定とは?
ビジネスコンプライアンス検定はサーティファイ・コンプライアンス検定委員会が実施をしている民間資格です。
サーティファイはビジネスに役立つ、多くの検定試験を実施しています。
ビジネスコンプライアンス検定はコンプライアンスを、単純に法令遵守と捉えるだけではなく、「社会的要請に適応すること」と捉え、それに応える感性を高める検定試験です。
ビジネスコンプライアンス検定の検定級
ビジネスコンプライアンス検定は、公開試験で行われる初級と上級とWEBテストで行われるBASIC・WEBテストがあります。
受験資格などはなく学歴、年齢関係なく受験ができます。
初級・上級の2018年度の合格率は、60.4%となっています。
BASIC・WEBテストは獲得した得点によって、レベルを3段階で評価されます。
ビジネスコンプライアンス検定の試験概要
ビジネスコンプライアンス検定の試験概要を下記表にまとめました。
検定級 | 試験時間 | 問題数 | 出題形式 | 合格基準 |
BASIC WEBテスト | 40分 | 30問 | 多肢選択式(WEB) | 正答率 90%~=レベルA 70%~89%=レベルB ~69%=レベルC |
初級 | 60分 | 40問 | 多肢選択式(マークシート) | 65%以上の得点率 |
上級 | 120分 | 41問 | 多肢選択式(マークシート) 記述式1問 | 70%以上の得点率 |
初級・上級の合格者には認定証が発行されます。
BASIC・WEBテスト受験者には全員にレベル評価表が発行されます。
検定試験の実施都市は、札幌・仙台・東京・横浜・新潟・静岡・名古屋・大阪・広島・福岡の10都市での開催が予定されています。
ビジネスコンプライアンス検定の試験内容
ビジネスコンプライアンス検定は、健全な企業経営を行うために必要となるコンプライアンスの知識や、個々のビジネスシーンにおける対応能力を認定する検定試験です。
BASIC・WEBテスト:BASIC・WEBテストでは、コンプライアンスに関する基礎知識と高い意識について問われます。
初級:初級ではビジネスパーソンとしての、コンプライアンスに関する基礎知識、基本的な法律、ビジネスシーンにおいて健全な価値判断基準について問われます。
上級:コンプライアンス経営の推進者として必要となる、コンプライアンスに関する実践的な知識、高度な法律知識、ビジネスシーンにおいて高度な意思決定基準について問われます。
ビジネスコンプライアンス検定の受験料と試験日
ビジネスコンプライアンス検定の次回開催日は2020年2月2日に予定されています。
申込み締切は2020年1月12日までとなっています。
受験の申込むはオンライン申込み、郵便払込取扱票による申込み、申込書の郵送による申込みの3種類があります。
受験料は初級5,602円、上級8,148円となっています。
ビジネスコンプライアンス検定の勉強法
ビジネスコンプライアンス検定は全国の主要書店などで、公式テキストや問題集が販売されています。
公式ホームページでも購入は可能で、参考書籍なども紹介されています。
合格までの学習時間の目安も紹介されており、個人差はありますがBASIC・WEBテストで約10時間~12時間、初級で約20時間、上級で約40時間となっています。
ビジネスコンプライアンス検定受験のメリット
コンプライアンスは健全の会社経営を行う上で非常に重要視されています。
検定でビジネスコンプライアンスについて学ぶことで、コンプライアンス意識の向上に繋がります。
学生や転職を考えている方にもおすすめで、面接時のアピールポイントにもなります。
メリットをまとめると、
- ビジネスコンプライアンスの知識が深まる
- コンプライアンス意識の向上につながる
- 就職や転職時アピールポイントになる
などです。
ビジネスコンプライアンス検定に挑戦しよう
企業の不祥事などで、コンプライアンスはどの企業でも重要視されている問題です。
企業は潤滑に活動するためにもコンプライアンスは社員一人一人が、理解しなければいけません。
ビジネスコンプライアンスに興味がある方や、学びたい方はビジネスコンプライアンス検定に挑戦してみてはいかがでしょうか。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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