日本は自然災害が多い国と言われています。2019年だけでも台風19号、台風15号、九州北部豪雨で大きな被害が出ています。
南海トラフ地震もいつ起こるかわからない状態で、常日頃の防災意識が重要となります。
災害の多い日本で、一人でも多くの人が防災についての知識を深めることが自分や家族の身を守ることとなります。
防災検定はすべての人におすすめの検定です。
防災検定とは?
防災検定とは一般財団法人防災教育推進協会が主催で行われる民間資格です。
自然災害の仕組みや備え、避難行動、生活再建まで防災全般にわたった問題が問われます。
検定は団体受験で行われており、自治体や学校、企業、団体などが対象となっています。
個人受験を希望の際は一般財団法人防災教育推進協会にお問い合わせ下さい。
防災検定の検定級と試験概要
防災検定には1級から5級までの検定級があります。
検定級と試験概要を下記表にまとめました。
検定級 | 検定レベル | 試験時間 | 検定料 |
1級 | 大学程度 | 60分 | 4,900円 |
2級 | 高校卒業程度 | 50分 | 2,900円 |
準2級 | 高校在学程度 | 50分 | 2,900円 |
3級 | 中学2年生~ 中学校卒業程度宇 | 40分 | 2,900円 |
4級 | 小学6年生~ 中学1年生程度 | 40分 | 2,900円 |
5級 | 小学4年生~ 小学5年生程度 | 40分 | 2,900円 |
参考:防災検定公式ホームページ
試験は筆記試験で行われます。100点満点中70%程度の得点で合格となります。
防災検定1級に合格すると「防災検定1級認定証」カードが発行されます。
1級認定証カードは認定期間があり期間は4年間です。
更新料3,000円で新しい認定証と災害や防災に関わる最新情報が提供されます。
ジュニア防災検定とは?
ジュニア防災検定は小・中学生の防災検定です。
ジュニア防災検定は筆記試験だけではなく、家族防災会議レポート、防災自由研究の総合評価で合否判定がされます。
ジュニア防災検定も団体受験で行われます。
検定級と試験概要を下記表にまとめました。
検定級 | 検定レベル | 試験時間 | 検定料 |
初級 | 小学4年生~ 5年生程度 | 40分 | 1,900円 |
中級 | 小学6年生~ 中学1年生程度 | 40分 | 2,900円 |
上級 | 中学2年生~ 中学校卒業程度 | 40分 | 2,900円 |
防災検定の勉強法
防災検定1・2級は防災教育推進協会で「わたしたちの防災」というテキストが販売されています。
他にも高校地学の教科書や、内閣府の「防災白書」、気象庁の「気象業務はいま」などでの学習が推奨されています。
準2級から5級は内閣府の「みんなで防災」、「減災の手引き」、消防庁の「チャレンジ!防災48」などの学習が推奨されています。
内閣府の「みんなで防災」は無料で閲覧できるので、防災検定試験挑戦に関係なく読むと多くの人にメリットがある内容となっています。
防災検定を取得するメリット
防災検定は家族や自分の身を守るための知識が得られる検定です。
地震や台風、水害などの災害はいつ、どこで起こるかはわかりません。防災検定を通じて、防災意識が向上する他、災害が起きたときに学んだ知識で冷静に対処できるようになるのもメリットとなります。
メリットをまとめると、
- 家族や自分の身を守れる知識が得られる
- 防災意識が上がる
- いざという時冷静に対応できる
などです。
防災検定に挑戦しよう
防災に対する知識は自分や家族を守るためにも重要なものです。
災害は起こらないに越したことはありませんが、いつでも対応できる準備が必要です。
自然災害が増えている今、防災に対する意識は日本国民全員が持たなければいけません。
ぜひ防災検定に挑戦してみてはいかがでしょうか。
最後までお読み頂きありがとうございました。
コメント