漢字の検定は「漢検」だけじゃない!「漢熟検」をご存知ですか?漢字習熟度検定について知ろう

民間資格

漢字や国語に関する検定は数多くあり、中でも「漢検」は漢字に関する検定で最も有名です。

「漢検」は漢字の書き取りや読み取りなどの知識を中心に問われる検定です。

同じ漢字の検定でも、漢字や熟語を正しく使えるか、意味を理解しているかを問われる検定試験「漢字習熟度検定」という検定試験があります。

漢字や熟語に自信のある方や学びたい方は「漢検」だけではなく「漢字習熟度検定」にも挑戦してみてはいかがでしょうか。

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漢字習熟度検定とは?

漢字習熟度検定は一般社団法人日本漢字習熟度検定協会が実施している民間資格です。

一般に「漢熟検」と略されています。漢検に比べると知名度は低く、漢検と混同されがちですがまったく別の検定試験です。

「漢熟検」は慣用句や、四字熟語、類義語、漢字の誤用訂正など、「漢検」よりも幅広い漢字や熟語の知識を問われる検定試験です。

漢字習熟度検定の検定級と試験概要

「漢熟検」には1級から10級までの検定級があります。

小学生に合わせた検定級も用意されているので、小学生から社会人まで幅広い年齢層の方におすすめの検定試験です。

「漢熟検」の試験概要を下記表にまとめました。

検定級受験時間出題レベル合格基準
1級60分大学生・一般得点率80%程度
2級50分高校3年修了程度得点率80%程度
準2級50分高校2年在学程度得点率70%程度
3級50分中学3年修了程度得点率70%程度
4級50分中学2年在学程度得点率70%程度
5級40分小学6年修了相当得点率70%程度
6級40分小学5年修了相当得点率70%程度
7級40分小学4年修了相当得点率70%程度
8級40分小学3年修了相当得点率70%程度
9級40分小学2年修了相当得点率70%程度
10級40分小学1年修了相当得点率70%程度

参考:一般社団法人日本漢字習熟度検定協会

受験資格はなく、学歴関係なく受験が可能です。

「漢熟検」は筆記試験で実施されています。

漢字習熟度検定の合格率と平均点

2019年度に行われた第1回「漢熟検」の合格率と平均点は下記の通りです。

検定級合格率平均点
1級25.0%65.7点
2級58.8%77.9点
準2級83.3%83.8点
3級50.7%65.1点
4級68.1%71.6点
5級64.1%65.8点
6級54.2%59.6点
7級39.5%53.4点
8級82.8%75.2点
9級70.9%69.1点
10級96.5%86.3点

参考:一般社団法人日本漢字習熟度検定協会

「漢熟検」は日本語学校に通う外国人留学生も活用している検定試験で、検定級によっては合格率に多少影響が出る場合もあります。

漢字習熟度検定の試験会場

「漢熟検」は学習塾や各種スクールなどに検定会場の登録を募集していて、検定会場に登録されるとさまざまなメリットがあることから、試験会場は全国に多数あります。

試験会場が多くあるので、とても受験がしやすい検定となっています。

詳しい試験会場は一般社団法人日本漢字習熟度検定協会でご確認下さい。

漢字習熟度検定の勉強法

一般社団法人日本漢字習熟度検定協会から公式ネット教材が用意されている他、Jリサーチ出版で漢字学習ナビが販売されています。

過去問も公式ホームページで無料で提供されているため、さまざな勉強法が選択可能です。

自分に合った勉強法が選択できるので、学習にも取り組みやすい検定となっています。

漢字習熟度検定を取得するメリット

「漢熟検」を取得するメリットは漢字に強くなるだけではなく、熟語や慣用句、ことわざなど幅広く学べることです。

中学・高校・大学の入試にも有利になり、就職や転職の面接時にもアピールポイントとなります。

他にも語彙力が上がり、話が上手くなりコミュニケーション能力などにも影響があります。

メリットをまとめると、

  • 入試などで有利になる
  • 就職・転職時にアピールポイントになる
  • 語彙力が上がり、話が上手くなる

などです。

漢字習熟度検定に挑戦しよう

スマートフォンや、SNSの普及で、文字を書く機会が少なくなり、漢字も変換機能を使えばすぐに変換できます。

しかし漢字や熟語の意味を知らなければ、間違った漢字の使い方をしてしまう可能性もあります。

漢字の検定は「漢検」有名ですが、「漢熟検」は熟語やことわざ、誤字訂正なども問われる検定なので、漢字だけではなく国語力が鍛えられる検定です。

ぜひ「漢熟検」に挑戦してみてはいかがでしょうか。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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